2008年12月13日土曜日

入れ替え戦は不毛か!?

作業終了後、テレビをつけてみるとちょうど磐田vs仙台の入れ替え戦の真っ最中。第1戦もそうだったがこの日もスタジアムは満員御礼のようだし、その盛り上がり方はたいそうなものだ。両チームとも予期せぬ(歓迎せぬ?)プレーオフで利益向上が図られたわけだ。
とはいえ、下部との(仙台にとっては上部との...だが)プレーオフでこれだけ盛り上がるとはちょっと?と思わざるを得ない。自分としてはやはり「優勝争い」ないし「優勝へのプレーオフ」で盛り上がる、のが本来の姿だと思うが。

これというのも結局のところ「下部(J2)では営業的に不安でクラブの存続にも関わる」という認識がサポーターにもあるからなんだろうと思う。Jリーグはアマチュアのチームが仲間を組んで上を目指して順次強化していく、というのが理念ではないだろう。もともと「プロチーム」として成り立った団体でその本来的な目的は「エンターテインメントの提供」にある、と自分では思っている。ならばクラブの存続を問われる「入れ替え戦」などをやめてプロ野球(これはこれで大いに問題があるが)、というよりアメリカの業界をまねてその1リーグ自体を共同体として運営する、形に出来ないものか。たぶんヨーロッパのクラブチームをまねたのだろうが、この「入れ替え戦盛り上がり」をみるとクラブにもファン(サポーターというんだっけ)にも余分の負担をかけているようにしか思えない(クラブの営業成績はそのときは上がるだろうが)。

クラブを固定してももちろん選手の移動(移籍)は自由なわけで、向上心のある選手には何の不都合も無い。下部(アマチュア)クラブはクラブの精神に基づいていうままでどおりクラブ自身の向上を目指すいわばアマチュア選手権(リーグ)を形作っていけばいいのではないだろうか。プロクラブとアマチュアクラブを明確に区分するわけだ。プロクラブにアマチュア選手がいてもいいし(現実味は無いが)、アマチュアクラブにプロ選手がいてもいい(これはおおいにありうる)。
クラブのアマ・プロと選手のアマ・プロが混同されているのが問題、だと思う。

で、具体的にはJ1とJ2(の希望クラブ)を合同して1リーグにし、地区別にいくつかのカンファレンスに分けてカンファレンス内および他のカンファレンスのチームとレギュラーシーズンを戦い、で最終的にプレーオフをする。
下部クラブは(クラブとして)アマチュア精神(?)に基づいて上部を目指すとともに選手育成を重要な目的とする。
という形がいいのではないか。
もちろんこれは自分の独自構想でなくおおいに受売り部分があるが!

どうもこの「入れ替え戦」というやつは不毛の盛り上がりとしか思えない。

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