2008年2月18日月曜日

「日本の10大新宗教」を読む

「信じる」とはどういうことなのか、はいつも考えている。そういう意味で「宗教研究」とか「宗教学」というものはよくわからない。何らかの信者でも、学問に身をおいたものでもない自分に何を言えるのか、という部分もあるが、しかし「宗教を論じる」ことに何の意味があるのか、よくわからない。誤解の無いように言い直すが、意味が無い、というのではなく、「何のために」論ずるのか、を知りたいわけだ。特に信者でもないものがその教団を論じたとして「何の意味があるか」ということなのだが。
この本はそうしたことに答えるものではない・・・新宗教の概念とかその具体的な教団の実態については少しはわかった(と言っていいのか?)とは思うが、自分には「信じる」ことの意味がわかったとはとても言えない。
もっともこの著者の文体はなかなか歯切れがよくて気持ちがよい。こうした文章を常に書きたいものだが。

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